ハンブルクの風力発電イベントに展示されたＭＯＰＡのバナー（提供写真）

　室蘭洋上風力関連事業推進協議会（ＭＯＰＡ、会長・関根博士三菱製鋼常務）が、ドイツのハンブルクで開催中の「ＷｉｎｄＥｎｅｒｇｙ　Ｈａｍｂｕｒｇ　２０２２－ハンブルク風力エネルギー国際総合展」（２７～３０日）に初出展している。室蘭港への洋上風力事業誘致に向けた取り組みを欧州の発電事業者らにアピールしている。

　同展は洋上・陸上風力発電の関連企業・団体が一堂に会する世界最大級の展示会。ＭＯＰＡはＤＥＮＺＡＩグループの出展ブースにバナーを展示し、室蘭港を洋上風力発電の建設拠点にしていくことや、関連製品の製造を誘致していることなどを周知している。

　初日は約８０人がブースを訪れた。地方都市の企業と日本の大企業、外資系企業が会員として名を連ねているＭＯＰＡのユニークな取り組みに、欧州系の発電事業者が強い関心を示した。

　現地で対応している上村浩貴理事長（ＤＥＮＺＡＩ社長ＣＥＯ）は「洋上風力の最先端をいく欧州で、室蘭の優位性をアピールするとても良い機会になった」と手応えを感じている。