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苫小牧民報

北電苫東厚真にAI導入 燃焼状態分析、効率的な運転へ

北海道電力は14日、苫東厚真発電所(厚真町)の4号機に、AI(人工知能)を活用してボイラーの燃焼調整を最適化するシステムを導入したと発表した。従来は2年に一度の定期点検で、燃焼状態を確認して調整していたが、AIによりリアルタイムの分析や調整を可能にした。

 より効率的な運転につなげようと、ボイラーを製造したIHI(東京)と共同開発した。4号機は石炭火力としては道内最大の出力70万キロワットで、同社は「今後も主力として運転する火発。最も効果的のため4号機を選んだ」と説明する。

 両社はデジタル技術でビジネスモデルなどを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)に力を入れ、2019年度から同システムの実用化を目指してきた。7月11~26日に確認試験を行った上、同27日から既に運用している。

 同システムは、AIでボイラーの温度など運転データを自己分析し、燃焼調整に最適な設定を通知する内容。リアルタイムで運転データを把握し、最適な燃焼状態のモデルデータと比較検証するため、日常的にボイラー燃焼調整を行えるようになる。

 これまでは燃焼状態が片寄り、ボイラー内で局所的に高温になる状況もあったが、迅速に回避することも可能に。同社は運転コストの低減、ボイラーの長寿命化の効果を見込んでおり、「今後もDXで火発の効率的かつ安定的な運転に取り組む」としている。

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