最後の体験民泊に20人【浦河】
【浦河・様似】農林漁家に民泊し第一次産業の生活を体験する体験民泊型の修学旅行(高校生対象)を推進している日高王国(事務局、浦河町)で13日、兵庫県立篠山東雲高校2年生の修学旅行生20人が来町した。生徒たちは、浦河、様似両町で民泊しながら農林漁家で就業体験する。
浦河、様似両町で13日夜に対面式が行われ、各受け入れ家庭に移動。一緒に生活しながら14日は作業体験、15日に解散式。浦河町では4戸に13人、様似町は2戸に7人が滞在する。
浦河町では13日午後5時半過ぎに築地1の町勤労体育センターで対面式。同校の臼井和彦校長は「昨年の10月に引き続き浦河町に来ました。生徒の皆さんは大自然の中で農業などを肌で感じ、受け入れ家庭の人たちと交流してほしい」とあいさつ。池田拓町長は「皆さんに会えるのを楽しみにしていた。兵庫県は浦河町と縁の深い地域です。日本にもこういう土地があるんだなと、2泊3日で心に留めてほしい」と歓迎した。
生徒を代表して長澤颯希さんは「楽しみにして来ました。北海道のいいところをたくさん教えてください」と述べた。
このあと生徒たちは4班に分かれ杵臼、西幌別、東栄、富里地区の受け入れ家庭の自宅にそれぞれ移動し、14日から各農林漁家で作業体験をする。解散式は15日午前8時50分から町勤労体育センターで行う。
同事業では、これまで3180人の受け入れを実施してきたが、受け入れ家庭の減少などから本年度で受け入れを終了。同校の修学旅行受け入れが最後となる。
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