児童たちが演劇楽しむ【新ひだか】
【新ひだか】劇団「笑う猫」(東京都)の「もったいないミュージカル 新スクラップ」公演が12日、町公民館で行われ、高静小学校(鈴木晋作校長)の4~6年生と教職員計247人が環境をテーマにした演劇を楽しんだ。 町教委主催の児童生徒芸術鑑賞事業。
劇団「笑う猫」は1987年にメディアや舞台芸術全般、あらゆるニーズに対応できる個性豊かなクリエイティブ集団として設立。舞台芸術の分野では文化事業局が中心となり、国内外でいろいろなテーマで活動。約20年前から環境問題を題材にした公演を幼児、小、中学校を中心に全国で展開している。
演劇は、不思議な空間から始まる宇宙への旅。日本代表の少女をはじめ世界各国から選ばれた搭乗員たちが宇宙船に乗り込む。彼らには地球の未来について考える使命がある。ところが宇宙船が突然故障し、誰も知らない星に墜落してしまう。そこで出会うモノたちは「地球でたくさんのモノが捨てられると同時に大切な意識(もったいない)までも捨てられる」ことを訴える。地球の未来を考える彼らはそれに気づけるのか、「ふるさと」美しい地球に無事に帰れるのか。「もったいない」に気付いてほしい―を考えさせる内容。
鑑賞を終えた6年の吉村春毅(はるき)君は「すぐ捨てないで、まだ使えるかどうかよく考えてみようと思った」、5年生の中村亜蘭君は「ごみの気持ちがよく分かったので、使えるところまで使ってから捨てようと思った」と感想を話した。
1年生から3年生の鑑賞は13日に行われた。
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