【中標津】町総合体育館で１０、１１日、プロバスケットボールＢリーグに所属する「レバンガ北海道」と２部「バンビシャス奈良」の今季プレシーズンマッチが初開催され、２日間で延べ１６７９人がプロの試合に熱狂した。町出身で今季からバンビシャス奈良でプレーするパワーフォワード三森啓右選手（２３）にとってはプロとして初の凱（がい）旋（せん）試合となり、両親や友人らに勇姿を見せた

　レバンガに善戦　２日目の１１日は９００人が観戦する中、前日３点差の僅差で敗れたレバンガが後半で意地を見せ、格下の奈良を８５―７８で突き放し勝利した。

　ゴール下で相手の外国人選手と激しくポジション争いし白熱した攻防を見せた三森選手は試合後「外国人選手にも当たり負けせず、シーズンに入ったらもっとボールを持って得点にも絡みたい」と語った。

　５日から町内で合宿し、昔から親しんだジンギスカンやすしなどを堪能したという三森選手は「町民の優しさに触れることができた」と感謝。応援に訪れた父基広さん（５７）は「相手の外国人選手にも当たっていく姿に成長を感じた」と目を細め、母直美さん（５８）も「けがせず無事にシーズンを終えてほしい」と期待していた。

相手の外国人選手と激しくぶつかり合う町出身でバンビシャス奈良の三森選手（中央）