元気に帰ってきてね【新冠】
【新冠】新冠小(五十嵐重信校長、児童214人)と朝日小(下川徳久校長、児童34人)の3、4年生44人が道栽培漁業えりもセンターで中間育成したマツカワ(タカノハカレイ)の稚魚3万7千匹を9日、節婦漁港内に放流した。
両校の総合的な交流学習として実施した。小学生のマツカワの放流事業は初めて。
稚魚は、6月末から7月中旬にかけて、伊達市の道栽培漁業センターから平均5㌢に成長した稚魚を3回に分けて、45万4千匹を同えりもセンターに搬入して中間育成し、平均9㌢までに成長。放流事業は9月から始まり、随時日高沿岸各町の海岸で計画している。
同漁港内の船揚場に着いた児童たちは、事前に準備された稚魚の放流水路に、一人ひとりが稚魚20~30匹の入ったポリバケツを受け取り漁港の岸壁から放流した。
「マツカワの赤ちゃん放流中」ののぼり旗がそよ風になびく中、児童たちは「元気に帰ってきて」などと声を掛けていた。
この後、水産物荷捌施設で水槽のブリやタコなどに触ったり、係留する第18新漁丸(定置網船18㌧)に乗船し操縦室などを見学した。
14日には、新冠小で日高地区水産技術普及指導所静内支所職員の「マツカワの栽培漁業」、21日に朝日小でひだか漁協新冠支所職員の「新冠の漁業について」の出前授業を予定している。
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