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十勝毎日新聞

氷上露天風呂 継続へ協力を しかりべつ湖コタン【鹿追】

 鹿追町のしかりべつ湖コタン実行委員会(井上貴生実行委員長)は、老朽化した氷上露天風呂・足湯関連の設備新設を目指し、クラウドファンディングで資金を募っている。今年のしかりべつ湖コタンにはコロナ禍にもかかわらず約1万人が来場し、そのうち約1000人が露天風呂・足湯を利用した。31年前に始まった露天風呂は当初から人気で、実行委の谷澤陽子さんは「楽しみにしている人も多くなんとか継続させたい。クラウドファンディングに協力を」と呼び掛けている。

然別湖の氷上露天風呂。クラウドファンディングで新設を計画している(2020年1月)

 しかりべつ湖コタンは、1980年にスタートした。毎年厳寒期の期間限定で、結氷した然別湖上にイグルーやアイスバーなどが登場。その一つとして、氷上露天風呂と足湯も設置される。

 露天風呂は、同コタン10回目の91年から設置され、好評だったことから2004年に増設、露天風呂は二つとなった。18年には全国の温泉地で足湯が人気となり、同コタンで先に製造された浴槽を足湯用に改修した。

 湖上の浴槽には、湖岸の源泉から延長約100メートルのパイプで温泉を送り、あふれた温泉もパイプを通して、湖岸の浄化槽までポンプで吸い上げている。

 浴槽はFRP(繊維強化プラスチック)製で、製造からそれぞれ30年、20年たち劣化が激しい。ポンプも老朽化した1台しかないため、故障すると露天風呂を開けなくなる。同実行委は同コタンを継続していくための資金集めにも苦労していて、経済的に浴槽改修にまで手が回らないのが実情。

 クラウドファンディングは、「キャンプファイヤー」で実施している。集める資金の目標は、浴槽・台座製作、給排水設備の900万円と、クラウドファンディングのリターン(返礼品)100万円を合わせて1000万円に設定した。

 募集締め切りは10月31日。9日午前9時現在123人から合わせて約115万円が集まっている。目標金額に達しなくても締め切り後に集まった資金と実行委の自己資金を合わせ、可能な範囲でプロジェクトを実行する。

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