知床の鳥が詠む俳句、絵本に 羅臼神社の権禰宜山中さん 出版【羅臼】
【羅臼】自然豊かな知床の麓に建つ羅臼神社の権禰宜(ごんねぎ)で俳句愛好家の山中英美さん(68)がこのほど、絵本「大人も子供も楽しい森の俳句教室」を自費出版した。知床に生息する鳥が俳句を詠むユニークな内容で、鳥目線のアクリル画もすべて自作だ。
絵本の出版は、2年前の脚のけががきっかけ。85日間3食昼寝付きの入院生活で「気持ちがリフレッシュされた」。退院後は、それまで何かと理由をつけて尻込みしていた創作活動を開始した。クマゲラが木をつつく音に背中を押されるように、大学時代以来約45年ぶりに絵筆を握り、鳥の気持ちになって描いた。
絵本は、新年と春夏秋冬の季語を使った10句と関連する絵で展開され、オオワシが詠む「初日の出赤い海原とんでみた」と国後島の後ろから上る太陽の絵から始まり、貫禄たっぷりな古老のシマフクロウが「朝日あび木魂きらめく霧氷林」の晩冬の句で締めている。子供たちに俳句を身近に感じてもらおうと、後ろにルビ付きで解説も載せている。
山中さんは「この絵本で何人かでも俳句に興味を持ってもらえるとありがたい」と話し8日、町に21冊を寄贈。近日中に町内の幼小中高、図書館などに置かれる予定だ。
関連記事
500機ドローン Xマス彩る 道の駅で道内最大級ショー【上士幌】
LEDを搭載したドローン500機が冬の夜空を彩る、「かみしほろクリスマスドローンショー2024」(上士幌町ドローンコンテンツ実行委員会主催)が12月21~25日、上士幌町内の道の駅かみしほろで...
焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】
魚の移動販売が人気だった「えぞ吉」(樽美拓哉代表)は22日、帯広市西21南2に「魚の炭火焼き専門店えぞ吉」を開業する。自家製の干し魚を浦幌木炭で「じっくり丁寧に焼いた」(樽美代表)商品などをテー...
ボージョレ解禁 コクある出来 十勝ワイン新酒もきょうから【帯広】
フランスのボージョレ地区で、その年に収穫したブドウを醸造したワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が、21日午前0時に解禁された。十勝管内の酒販店にも早速並んでいる。 帯広市西18南3の「ワ...
海中転落、迅速救助に 室蘭海保、2消防と潜水訓練【室蘭】
室蘭海上保安部は18日、室蘭港南防波堤付近の海域で、室蘭と登別の両市消防本部との合同潜水訓練を実施した。車両転落などを想定した要救助者の捜索と救助を通して、万が一の際の手順や連携を確認した。 ...
思い出、ドアと一緒に 洞爺湖温泉観光協会、記念撮影用に設置【洞爺湖】
洞爺湖観光を楽しんでもらおうと、洞爺湖町の洞爺湖温泉観光協会(大西英生会長)は、湖周辺に記念撮影用の開き戸「TOYA DOORS」を設置した。同協会は「フォトスポットとして、ぜひ活用して」とP...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】