秋の修学旅行シーズンスタート、新函館北斗駅で旅行生歓迎【北斗】
【北斗】秋の修学旅行シーズンが始まり、JR新函館北斗駅で7日、北海道新幹線で来道した東北の中学生を道南の自治体関係者らが横断幕を掲げて歓迎した。
JR北海道とともに道新幹線を使った道内への修学旅行誘致を進める道観光振興機構によると、新型コロナウイルス感染防止で密集を避けるため、全国から修学旅行生が集中する関東・関西方面から行き先を変更する学校が増えているという。こうした中、北海道も新たな旅行先の選択肢の一つで今年度、東北地方では約110校が道新幹線を利用した修学旅行を予定。このうち約60校が新たに道内を行き先に選んでいる。
この日は盛岡市内の3中学校が新幹線で道内入り。午前10時55分ごろ、2校の修学旅行生約300人が乗った「はやぶさ1号」が到着し、函館、北斗、七飯などの自治体、同機構、JRの関係者が改札内で「北海道へようこそ」などと書かれた横断幕を手に修学旅行生を出迎えた。
今月に入り、5日には山形の1中学校、6日は岩手、秋田の2中学校が新幹線で道内を訪れており、今後も東北からの修学旅行生による利用が予定されている。同機構国内誘客部の杉山悟郎次長は「新幹線を使った道内への修学旅行が定着するよう、引き続き施策を打ち出していきたい」とする。
修学旅行シーズンに突入し、函館市内の宿泊施設も書き入れ時を迎えている。湯川町1の花びしホテルでは今月、道内、東北の小中学校を中心に21校約2000人の修学旅行生を受け入れる。岡崎真介予約課長は「今年はコロナの影響によるキャンセル、延期はなく例年並み」とし「修学旅行は売り上げの柱の一つ。11月からはこだて割も始まるので、修学旅行とともに個人客にも期待したい」と話している。
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