道選抜として栃木国体に臨む大谷室蘭女子サッカー部の白井選手

左サイドバック「失点防ぐ」

　大谷室蘭高校女子サッカー部の白井ゆら選手（１年）＝左サイドバック＝が、栃木県で開かれる第７７回国民体育大会サッカー少年女子（Ｕ－１６）の道選抜に選出された。自身初の全国に向け「ハイレベルな戦いについていけるよう力を尽くす」と意気込んでいる。

　伊達市出身。小、中学校時代は市内の北湘南サッカースクールに所属し、男子選手と共にボールを追いかけてきた。

　高みを目指し進学先には強豪の大谷を選んだ。上級生のフィジカルの強さやテクニックに翻弄される日々だ。

　それでも食らいつく。部活だけでも相当な練習量だが、「少しでも早く先輩に追い付きたい」と、１年生だけでの自主練習も重ねる。

　大谷の石井一矢監督は「身体能力が高く、速さがある。体の使い方を工夫し技術を磨けば、道選抜の中心になれる」と評価、期待する。

　競り負けない粘り強い守りが、道選抜の藤代隆介監督の目に留まった。「まだまだ未熟。選んで良かったと思ってもらえるよう頑張りたい」と謙虚に語る。

　この上で「自分のポジションからの失点を防ぐ。１対１になったときに力を発揮したい」と言い切った。西胆振を代表し、全国を驚かせる構えだ。

　女子サッカーは１０月２日に開幕する。