札内の新斎場着工 「心から故人見送る体制を」 帯広公益社【幕別】
帯広公益社(帯広、渡邉一郎社長)が国道38号沿いの幕別町札内共栄町3に建設する斎場の地鎮祭が5日、現地で行われた。
同社は帯広市内で4カ所の斎場を運営。年に1100件ほどの葬儀を行っている。近年の家族葬需要の高まりを受け、9年ぶりに斎場を新設する。同社が市外に斎場を建設するのは初めて。
新斎場は鉄骨造り平屋、床面積849平方メートル。家族葬用の斎場で最大収容50席と24席の二つのホールを設ける。また、管内では初めて、プロジェクションマッピングで風景などを投影できる祭壇や、遺影を空中に投影できる焼香台を導入する。総工費は約5億2000万円。
地鎮祭には約15人が出席。帯広公益社の渡邉聡専務がくわ入れ、設計を担当したインタージャンク(東京)の佐藤善彦社長がかま入れ、施工を担う川田工業(帯広)の川田岳論専務がすき入れを行った。
渡邉専務は「親族の要望を把握した遺族本位の葬儀を心掛けている。幕別町や近郊の人が心から故人を見送ることができる体制を整え、地域に貢献したい」と話した。来年6月に完成、来夏の稼働を予定している。
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