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日高報知新聞

間伐や高性能林業機械の操縦【日高】

【平取】日高高校は、働くことの意義や大変さ、面白さを体験し、勤労観と職業観を養い、進路選択に役立てるためにインターンシップを実施している。今年度は林業などをテーマとしたインターンシップで、受入先は平取町本町46の沙流川森林組合(松原俊幸代表理事組合長)。1、2日の2日間の研修に2年の男子生徒2人が参加した。

 日高地域林業担い手確保推進協議会が協力。沙流川森林組合、町産業課、日高振興局森林室平取事務所、日高振興局林務課など約20人も参加し、町有林で作業を行っている町内振内町の川上木材(川上司社長)の協力も得た。

 1日は、午前中にオリエンテーションと森林・林業について室内講義、保育間伐事業の見学・体験では川向の町有林へ移動。町有林は403㌶に樹齢49年のカラマツ約980本などの概要説明後チェンソーで間伐体験した。午後からは同じ場所で皆伐事業の概要説明の後、作業見学と高性能林業機械(バーベスター・グラップル)の操作体験。

 生徒2人が運転席に座り、川上社長が付いて細かい指示を出し高性能林業機械の運転体験をした。川上社長は「新鮮で良かった。林業は担い手不足で若い子が興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。

 同高の下条遥斗さんは「初めての体験で操作は難しかったが、貴重な体験となった。山にも興味を持った。未来の職業の選択肢が増えた」、二瓶音羽(おとは)さんは「祖父が木材の問屋をしているため、身近に感じ興味があった。実際に操縦してさらに興味を持った。将来大学を含めて進路の一つに入れたい」とそれぞれ話した。

 2日の午前はオリエンテーション、GPS測量機などによる測量調査体験などを行い、午後からは現地視察としてカラマツの植付後の林齢1年、3年、10年、20年生を見学したあと、2日間を振り返りインターンシップを終えた。

高性能林業機械の操縦体験をする日高高生

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