3年ぶり開催、グルメサーカスに90店出店 4日も【函館】
道南最大の食イベント「はこだてグルメサーカス2022」(実行委主催)が3日、はこだてグリーンプラザ、太陽パーキング(市松風町など)を会場に始まった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催。天候にも恵まれ、多くの市民や観光客らが足を運び、全国各地から集結したグルメを堪能した。4日まで。
2012年から開催し、18年は胆振東部地震で、20、21年は新型コロナの影響で中止した。感染防止の観点から、函館朝市第一駐車場会場をやめて規模を縮小し、出店数も前回より70ほど少ない90店舗となった。コロナ対策で手指消毒スポットの設置、飲食スペースは使用するとスタッフがすぐにテーブルをアルコールで拭く対応が取られた。
会場では、青森、岩手、宮城、秋田各県の名物などが一堂に会した「東北ひろば」、函館の人気店やゆかりの地によるPRブースなどが設けられた「函館とゆかりのひろば」、函館空港から直行便で行ける東京、大阪、名古屋の名店がそろった「翼でつながるひろば」、北斗市や木古内町など近隣市町が自慢の味を持ち寄った「みなみ北海道ひろば」の4つに分かれる。
オープニングセレモニーで工藤寿樹市長は「お待たせしました。3年ぶりに戻ってきました。おいしいグルメを堪能して盛り上がりましょう」とあいさつした。
手羽先が売りの名古屋名物「世界の山ちゃん」は開店から行列が途絶えず、ほかの店も昼時になると混雑はピークを迎えた。市内の介護福祉士、堂下明美さん(54)は娘家族と来場。毎年訪れるリピーターで「待ちに待っていた。韓国のグルメが楽しみ。明日も訪れたい」と話した。実行委によると、初日の来場者は6万4000人だった。最終日は午前10時~午後4時。
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