「和牛もトマトもおいしい」【浦河】
浦河産の食材を多く使用した「浦河産給食」が8月30日、町内の小中学校で提供された。児童生徒らは町内で生産されている農畜産物への理解を深めながら地元産食材の味を楽しんだ。
町では、地産地消の拡大と安心安全な食材提供に向けて、学校給食で浦河産食材を積極的に取り入れている。「浦河産給食」は、町内で生産された農畜産物の食材を多く使用し、町内の児童生徒と食材を提供する農業者との結び付きを深めるとともに、食育活動の推進を図っている。浦河町、町教育委員会、ひだか東農業協同組合が協力した取り組み。
2013年度から「オール浦河産給食」として全てのメニューに浦河産の食材を活用した取り組みを進めてきたが、地場産野菜がメニューに必要な量を確保することが不確定なため、「浦河産給食」と名称を変更した。
給食では、特別栽培米の「きたくりん」、ミニトマトの「アイコ」、和牛、ナス、昆布など浦河産食材をふんだんに使って、牛丼やみそ汁などのメニューを提供。
このうち堺町小学校では、児童たちが担任の先生から給食に使われている食材についての説明を聞きながら、ひとつずつの食材を確かめるように口に運び、浦河産給食を堪能。ミニトマトの〝アイコ〟を頬張り「すごく甘い!」と食材の味の良さに驚いていた。
6年生の畑中瑛親(えいしん)君は「浦河産和牛もトマトもとてもおいしかった。浦河の肉と野菜をたくさん食べて、体に筋肉をつけて野球を頑張りたい」と笑顔を見せていた。
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