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日高報知新聞

嶋田桃花さん(三石中3年)が最優秀賞【新ひだか】

【新ひだか】日高管内各町の中学生7代表による「少年の主張日高地区大会」がこのほど開かれ、新ひだか町立三石中3年の嶋田桃花さん(3年)が最優秀賞に選ばれた。9月2日に札幌市で開催(ビデオ審査)の「少年の主張全道大会」に日高代表として出場する。

 日高地区大会は日高振興局の主催で、日高教育局が共催。次代を担う中学生が日々考えていることや社会に向けての意見、未来への希望などを5分程度の持ち時間で、3年生7人が発表した。

 日高地区校長会や日高地区PTA連合会、日高教育局、日高振興局などから5人が審査。中学生らしい感性や説得力、主張内容、話しぶりなど論旨や論調を審査し総合点を競った。

 最優秀賞に選ばれた嶋田さんは「人には皆価値がある」と題し発表。夏休み中にテレビニュースで見た「相模原障がい者施設から5年」。これは、施設の元職員が夜間に施設に侵入し、刃物で多くの入所者や職員を傷つけ、19人の命が奪われた痛ましい事件。犯人が事件後に語った言葉に、怒りや生きる価値のない人はいないと強く感じた。自分の弟も障害があり、対人関係が苦手だったり、何を伝えたいのか、何をしたのか、一緒に考えることが大事と感じている。誰もが自分は価値のある人間だということに自信を持って生きてほしい。これからも自分では気がつかないいろいろなことを弟から学びたいと心情を発表。

 最優秀賞の伝達式が8月29日、三石中校長室で行われ、日比野光洋校長(生徒83人)や久保田達也教育長らが見守る中、日高振振興局のくらし・子育て担当の森田和寿部長から表彰状と副賞の図書カードが贈られた。

 嶋田さんは「最優秀賞に選ばれてびっくり。自分の思いを皆さんに伝えられる機会になってうれしかった」と話していた。

 優秀賞と優良賞は次の通り。

 ▽優秀賞 日高町富川中3年、伊藤叶「考えることから始めよう」

 ▽優良賞 平取町振内中3年、福澤夢子「農家の子」、新冠町新冠中3年、澁谷菜帆「感謝の気持ちを」、浦河町浦河第二中3年、福沢颯織「出産は奇跡だ」、様似町様似中3年、大熊紫音「オタクに対する認識」、えりも町えりも中3年、平野詩織「十人十色(LGBTについて)」

最優秀賞に選ばれた嶋田さん(中)と日比野校長(左)、森田担当部長(右)

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