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日高報知新聞

50人が制作秘話に興味津々【浦河】

 浦河町教委主催の令和4年度読書推進事業「『黄金旅程』刊行記念 直木賞作家馳星周氏トークイベント&サイン会」が27日、町総合文化会館で開かれ、約50人が訪れて、同書籍を書いたきっかけなど普段聞けない裏話に耳を傾けた。

 馳星周さん(57)は浦河町出身の作家。2020年に作品「少年と犬」(文芸春秋)が直木賞を受賞した。今回は同賞受賞後初めてとなる、浦河町を舞台とした作品「黄金旅程」を出版したことを広く町民に周知することや、文学への興味を深め、読書普及・図書館の利用拡大の一助とする目的で開催。会場では大通2の六畳書房による馳さんの著作販売も行われた。

 開会で、浦河高校放送局の竹谷清秀さん(2年)と設楽(しだら)功太郎さん(同)、三瓶紫道(しどう)さん(1年)のアナウンスと来場者の拍手で馳さんを歓迎。

 高校生3人と馳さんによるトークイベントでは、「作品のタイトルの付け方」「作品づくりのインスピレーションはどこから得るのか」「書くときに意識していることは」「1つの作品でどれくらい取材するのか」など一つひとつの質問に、馳さんが丁寧に答えた。

 「黄金旅程を書いたきっかけは」との問いに、馳さんは「馬産地を舞台にしようと思っていた。夏の間は浦河に滞在しているが、特別なことではなく、日々の暮らしがベースになっている。浦河に恩返ししたい思いから書いた」と話した。

 また、「町のためになることであれば協力していきたい。いつでも呼んでほしい」と応援する町民へ感謝を述べた。最後にサイン会も行われた。

 放送局を代表して馳さんへ質問する大役を担った設楽さんは「作者の視点からいろいろな話を聞けたり、教えてもらったり、良い経験になりました」と話していた。

トークイベントで高校生の質問に答える馳さん(右)

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