夏らしい涼しげな浴衣姿で盆踊りを楽しむ参加者たち

【えりも】真夏の宵を彩る「親子盆踊り会」が11、12の両日、町福祉センター大ホールと同駐車場で開かれ、延べ３５０人が参加し、久しぶりのお盆を楽しんだ。市街地青少年育成協会（白石和義会長）が主催し、町教委協力で３年ぶりの開催。

　初日は小雨模様のため、会場を福祉センター大ホールに変更した。提灯を飾りつけたホール中央では、町の郷土芸能・駒踊り保存会の吉田忠喜会長と佐々木将道さん、町の松浦弘典商工観光係長が、北海盆唄と子ども盆踊り唄のリズムに合わせて、交互に和太鼓を勇壮に打ち鳴らし、小学生や親子連れが輪になって踊りを楽しんだ。

　中盤から参加者が１２０人を超えると、ホール内の密を避けるため30分でやむなく中止になった。

　12日は穏やか宵に恵まれ、開始時刻から家族連れや、友人と参加の小中学生の浴衣姿も盆踊りに彩りを添えた。

　お盆の墓参りで、札幌から親子で実家に帰省した高橋淳子さん（41）は「えりもは最高の避暑地です。盆踊りも楽しんだし、灯台まつりの花火大会も、子どもたちは楽しみにしています」。大高琥珀（こはく）君（えりも小５年）は「初めての盆踊りで難しそうだったが、教育委員会の人を真似して踊ったら上手にに踊れた」と笑顔だった。

　２日間とも、市街地青少年育成協会から子どもたちに菓子がプレゼントされ、家族や友人たちと楽しそうに家路についた。