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日高報知新聞

お盆はまつりでにぎわう【浦河】

ステージ上で演奏を披露した浦河高校吹奏楽局=13日=

 浦河の夏を彩る「第58回浦河港まつり」が13、14日の両日、3年ぶりに開かれた。浦河町築地の特設会場には、町内外から2万400人(13日8100人、14日1万2300人主催者発表)の来場者が訪れ、コロナ禍前の夏祭りのにぎわいが戻ってきた。

 実行委員会(上田正則実行委員長)が主催。浦河高校の生徒がボランティアで参加するなど、地域ぐるみでまつりの運営に協力した。

 まつりの開催に向け実行委では、入場ゲートを設置し、来場者一人ひとりの手のアルコール消毒を行ったほか、マスク着用の呼び掛け、座席の間隔を広く空けて密にならない会場づくりなどに取り組み、徹底した新型コロナウイルス感染防止対策を講じ実施。

 初日は、浦河高校吹奏楽局によるファンファーレで開幕。開会式で上田実行委員長は「コロナ禍によってほとんどの行事が中止になる中、天候にも恵まれ無事に開催することができた。感染対策を徹底し、景気と活気を取り戻し、地域を元気づけられる祭りとして、多くの人に楽しんでもらいたい」とあいさつ。このあと樽の鏡割りで祭りの開催を祝った。

 例年行われている紅白もちまきは、密を回避するため実施せず、事前に配布した入場整理券による配布としたほか、楽しみにしていた子どもたちには、会場で使える500円分の買い物券を先着100人にプレゼントした。

 浦河高校吹奏楽局による演奏でステージイベントがスタート。ダンスやエレクトーン演奏、勇み駒太鼓、フラダンス、バンド演奏などで祭り会場を盛り上げた。

 ステージのメインイベント歌謡ショーには、「浦河の夜」やヒット曲「秋冬」の演歌歌手、原大輔さん、「踊るエンカーテイナー」がキャッチフレーズの恋川いろはさんが出演。歌や踊りで会場は熱気に包まれた。

 会場周辺には、やき鳥やたこ焼き、かき氷などといった飲食店ブースのほか、金魚すくい、射的、くじ引きなどまつりならではの遊びが楽しめる全13店舗が出店。また、浦河港では、巡視艇うらづき体験航海が3回行われ、家族連れや若者などで終日にぎわっていた。

 まつり最終日の夜を彩る花火大会は、医療従事者への感謝と町民応援の願いを込めて、例年の約2倍花火を打ち上げ、大小織り交ぜた色とりどりの花火のほか、ハートやスイカ、浦河の特産品「夏いちご」を型取った花火が夜空に大輪の花を咲かせた。

 まつりは、2日間とも天候に恵まれ、大盛況のうちにフィナーレを迎え、訪れた来場者からは「花火でコロナを吹き飛ばせそう」「コロナ禍を忘れさせてもらえるいいまつりだった」といった声が上がっていた。

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