高校生発案の学習スペース 広小路・日本旅行支店内に【帯広】
日本旅行北海道帯広支店(帯広市大通南8)が運営するコワーキングスペース「T19」が高校生の学習スペースとしてリニューアルされ、評判となっている。
学習スペースは、十勝管内の高校生33人で構成する学生ボランティア団体「CAN-PASS(キャンパス)」が開いた、高校生を対象とした課題解決型ワークショップ「Tokachi EGGs」(とかち財団共催)から実現。ワークショップに参加した高校生が同支店のスペース活用を打診し、スペースをリニューアルする形でオープンした。
高校生がインスタグラムを通じてアンケートを行い、受験生などの需要を把握。リュックサックなどで来店することの多い学生向けに荷物置きかごや、消しゴムなどで出るごみを捨てられる小型のごみ箱も卓上に設置した。有料でスマートフォンの充電器も貸し出している。
学習スペースの利用は午前10時~正午、午後1時~同5時で、1回200円。途中退席してもチケットがあれば再入場が可能。9月末まで飲料のみ持ち込み可能で、10月以降は軽食の持ち込みも可能となるほか、スペース内で飲料の販売も行う予定。
10日のオープン初日は、開店から約1時間で席の半分以上が埋まる盛況ぶり。プロデュースを担当した帯広南商業高2年の島崎聖菜さん(16)は「駅から徒歩10分とアクセスもよく、PRをしたインスタグラムの反響も大きい。思った以上に高校生からの需要が高いようで驚いた」と笑顔。同校3年の大能妃由さん(17)は「いすや机は抗菌仕様で、間仕切りなどで感染症対策もしている。多くの高校生に利用し、広小路の活性化にもつながれば」と話していた。
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