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日高報知新聞

森の素材で自由工作【浦河】

 日高振興局森林室は5日、浦河町総合文化会館の美術工芸室で「夏休み子ども木づかい教室」を開催した。夏休み中の子どもたちが日高管内の森の素材を使って自由工作に取り組んだ。

 町内の小学生を対象に、木材や小枝、木の実などの森の素材とふれあいながら、森林を身近に感じてもらうことを目的に、夏休みの子ども向け教室として20年以上続く取り組み。

 日高振興局森林室が日高管内林業グループ連絡協議会と共催し、協賛するひだか南森林組合、鬼頭木材工業様似工場から木材素材の提供などの協力を得ながら実施している。

 工作に使う角棒や板、丸太の輪切りなどの材料は、全て日高産のトドマツやアオダモの端材を利用。まつぼっくりなどの木の実や枝も地元で調達した。

 この日は、10人の親子連れが参加し、木工用ボンドや熱で樹脂を溶かして接着するグルーガンを使って思い思いに板や木の実を組み合わせた工作に挑戦した。

 森林室の高田健志管理課長兼主幹は「木を実際に触ったり、匂いを感じたりして感触を体験することで、素材としての木を知って、身近にある木材にも興味をもってもらえれば」と話していた。

日高産木材で工作する親子

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