樹木について学ぶ ポロト自然休養林で森歩き 白老
白老町で民族共生象徴空間(ウポポイ)を運営するアイヌ民族文化財団は4日、ポロト自然休養林などで夏季特別プログラム「ポロトの森歩き」を開いた。町民9人が参加し、スタッフ3人の案内でウポポイ内やポロト湖東岸周辺の散策路を歩きながら樹木について学んだ。
スタッフは、ミズキ(ウトゥカンニ)やマメ科のイヌエンジュ(チクペニ)などの樹木を紹介した。
ミズキは「白老地域では神にささげる木製のイナウ(祭具)の材料になっている」、イヌエンジュは「香りが強く、木片はマムシよけのお守りにされた」と、アイヌ民族に伝わる物語などと共に伝え、参加者は熱心に耳を傾けていた。
同財団は10月まで、ウポポイ内を散策しながら先住民族の暮らしと植物の関わりについて無料で紹介する「コタンの樹木案内」を午前10時と午後3時から実施している。対象は小学生以上(小学生は保護者同伴)で、定員は8人(先着順)。
参加希望日の3日前までにメールで事前予約が必要。希望日時、参加予定人数、全員の氏名と年齢、緊急連絡先となる携帯電話番号、メールアドレス、さらにアレルギーや持病などを明記して送信する。ウポポイの入場料は別途必要。
申し込み、問い合わせはウポポイ メールアドレスupopoy-field@ff-ainu.or.jp
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