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十勝毎日新聞

安全願うヒマワリ大輪 署員も見守り 幸福駅で見頃【帯広】

ヒマワリを管理する(左から)三浦代表と小西警部補。看板も小西警部補の手作り

 死亡交通事故撲滅を願う「ひまわりの絆プロジェクト」で、幸福交通公園(帯広市幸福町東1線)のヒマワリが間もなく見頃を迎える。

 同プロジェクトは、2011年に交通事故で亡くなった京都府の男児(当時4歳)が育てていたヒマワリの種を、遺族から譲り受けた警察官が育て始め、全国に広まった。帯広署(野手敏光署長)も参加している。

 同公園でカフェ「幸福村」を運営するカンナ・カンナの三浦直美代表(46)が「『交通』と名の付くこの公園で事故防止の啓発を」と、同署とことぶき保育所(佐々木幸恵所長)に呼び掛け、19年から園内でヒマワリを育てている。

 今年は同保育所の年長児16人らが5月12日に300粒ほどの種をまき、その後は同法人の従業員と、同署の小西篤哉警部補(55)が丹精込めて育ててきた。4日現在、半分ほどが花開き、中には2メートルほどに育ったものも。三浦代表は「今年は雨や曇りの日が多く心配だったけど、無事に咲いてくれて良かった」と安堵(あんど)する。

 同日、茨城県から出張で訪れたという会社員の椛島悠さん(42)は「遠くから見ても大きく、見栄えがする。北海道だなって感じ」と感激。小西警部補からいくつか種をもらうと、「家に帰ったら植えます」と、命の絆をつなげることを約束した。

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