浦河町教委社会教育課は７月26日、町ファミリースポーツセンターで夏休み子ども文化スポーツ講座「スポーツなのに頭で対決！？オリンピック選手に挑戦しよう！」を開催した。町内の小学生９人が参加し、元スピードスケート日本代表で、町教委社会教育課職員の小田卓朗さんが考案した、考えながら体を動かす運動メニューに挑戦した。

　町教委が、町子ども会育成団体連絡協議会と共催し、町内の小学生などを対象に、夏休みを楽しく過ごしてもらおうと毎年実施しているもの。今年度は、同講座を皮切りに、カードで楽しく学習ＳＤＧｓ、ステンドグラス体験、シーカヤック体験など４講座を開設した。

　はじめに、スピードスケート日本代表として五輪に出場した小田卓朗選手の活躍を映像で紹介。小田さんは「みんなで一緒に、楽しみながら体を動かそう」と呼び掛けた。

　講座では、ウォーミングアップ、ランニングエクササイズ、人間知恵の輪、リアクションスタートの４種目を中心に、小田選手が児童たちに体の動かし方などを説明しながら競技に取り組んだ。

　最後に、世界を舞台に活躍したトップアスリートの小田さんと児童たちが対決。楽しみながら、はつらつと体を動かした。山角希（のぞむ）君（東部小６年）は「小田さんと対決してすごく楽しかった。小田さんみたいになりたいと思った」と笑顔で話していた。

　小田さんは「これまでに取り組んできたトレーニングメニューのアレンジしたものを子どもたちに挑戦してもらった。参加した子どもたちが楽しんでくれてよかった」と話し、「今後も、体を動かすことやスポーツに興味を持ってもらう機会を提供していければ」と意欲を見せていた。

小田さんに挑戦した子どもたち