「ＴＥＥＮＳ　ＲＯＣＫ」決勝大会進出を決めた「Ｅｆｆｅｃｔｓ」の岡崎さん、神さん、石嶋さん、小川さん、牛久保さん（右から）

　日本最大の真夏の野外イベント「ＲＯＣＫＩＮＪＡＰＡＮＦＥＳＴＩＶＡＬ」（ロック・イン・ジャパン・フェスティバル）への出場権を獲得できる「ＴＥＥＮＳＲＯＣＫ（ティーンズロック）」の北海道地区大会で、釧路湖陵高校の５人組バンド「Ｅｆｆｅｃｔｓ」が見事優勝し、９日に茨城県ひたちなか市で開催される決勝大会への切符を手にした。

　ティーンズロックは、毎年夏に行われる高校生アマチュアバンド選手権で、若手バントの登竜門的イベント。今年は初の試みとして全国１１地域で予選となる地区大会が開催されることとなり、北海道地区は釧路市が開催地。各地区の優勝バンドは決勝大会への出場権が得られ、同大会で優勝すると「ＲＯＣＫＩＮＪＡＰＡＮＦＥＳＴＩＶＡＬ」での演奏権を獲得できる。

　決勝大会への切符を手にしたのは、同校音楽研究部２年の岡崎修吾さん（ギター）、神光希さん（ボーカル）、石嶋太一さん（ドラム）、小川璃久さん（キーボード）、同３年の牛久保湖春さん（ベース）の５人。今年４月に「Ｅｆｆｅｃｔｓ」を結成し、高文連や学校祭などで音楽を披露してきた。

　今回の予選大会は２３日、「くしろ霧フェスティバル」の野外特設ステージで行われる予定だったが、大雨のため急きょ市内のライブハウスで開催。全道から９組のバンドが参加し、各バンドが２曲のオリジナル曲を披露。「Ｅｆｆｅｃｔｓ」は神さんが作曲したロック調の「ｄｅｎｙ」と「ｗｉｄｏｕｍａｓｋ」を息ぴったりに演奏し、音楽関係者らの審査の結果、見事優勝を手にした。

　神さんは「多くの観客がどんな反応するのか楽しみ」、石嶋さんは「緊張感を持ちつつ普段通りの演奏をしたい」、小川さんは「めったにないチャンスなので、他のバンドの研究もしたい」、岡崎さんは「とにかく全力を尽くしてくる」、牛久保さんは「とてもワクワクしている。楽しんできたい」と、決勝大会への抱負を語っている。