函館近海でイカ漁をするいさり火が浮かぶ裏夜景（７月２９日午後８時ごろ、七飯町城岱高原で）

　【七飯】函館の「裏夜景」スポットの一つ、七飯町の城岱牧場展望台では、スルメイカ漁で使われるいさり火の光が函館山近海に浮かび、夏の風物詩を楽しもうと訪れる観光客らを魅了している。

　いさり火はイカを船に寄せるための明かり。船は漁が解禁となった６月１日ごろから次第に西へ少しずつ移動し、７月中旬には函館山山頂駐車場から強い輝きが見られるようになっていた。

　函館市のベイエリアからでは背後にいさり火があることで、函館山がシルエット上に浮かぶ様子もこの時期ならではの光景となっている。