高速道路の役割を紹介【浦河】
日高のみちとくらしを考える会(米谷友光会長)の「日高自動車道パネル展」が浦河町役場で8月31日まで開かれている。日高自動車道が地域に果たす役割についてパネルで紹介している。
日高道自動車道は、北海道縦貫自動車道苫小牧東ICから分岐し、苫小牧から浦河に至る延長約120㌔㍍の自動車専用道。札幌市や苫小牧市などの主要都市と日高地域を結ぶ高速交通ネットワークを形成し、高次医療機能の整う札幌・苫小牧への救急搬送の速達性・確実性の向上をはじめ、競走馬の安全輸送や新冠町産ピーマン、浦河町・様似町産の夏いちごの安定供給、鮮魚の迅速な輸送など地域産業への貢献、災害時の国道区間の代替機能、観光入込、交流人口の増加を支援するなど多くの効果を発揮している。
パネル展は、現在、整備が進む厚賀静内道路のうち、厚賀IC~新冠IC(仮称)に至る延長9・1㌔㍍の区間が2025年度に開通を予定していることと、静内IC(仮称)~東静内IC(仮称)間が事業化したことを踏まえ、事業周知と開通に向けた地域の機運醸成を図ることを目的に実施した。
浦河町役場1階ロビーには、日高自動車道の事業概要や工事状況をはじめ、観光、医療、産業などそれぞれの分野における事業効果を紹介する9枚のパネルを設置。来庁者らが足を止め、熱心にパネルに目を通しながら事業への理解を深めていた。
同会の米谷友光会長は「日高自動車道が浦河まで整備されれば、経済効果や生活の利便性が向上することは間違いない。パネル展で多くの町民に地域の未来を担う日高自動車道について知ってもらいたい」と話している。
同会では、今後、新ひだか町役場でのパネル展の開催も検討している。
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