六花亭の姿勢発信 本店で販売会 7月1~3日【帯広】
六花亭(帯広市、小田文英社長)は7月1~3日、「安心して食べられること、ごまかしのないこと」をテーマに、全国の食品メーカーの調味料や食材などを集めた販売会を帯広本店(市内西2南9)で初開催する。自社の菓子や料理に使用する品も多く、「商品を通じ、六花亭の食への姿勢も感じていただければ」と話している。
「安心して-」は、「食品を見分ける」などの著書がある食品・料理研究家の磯部晶策氏が「良い食品」として掲げる四つの定義の一部。六花亭創業者の小田豊四郎氏は、磯部氏が昭和50年代に立ち上げた「良い食品を作る会」(当時)に参加し、それらの定義を菓子製造の基本としてきた。
今回はかつて同会に参加していた全国17企業の24品を取りそろえた。みそやしょうゆ、はちみつ、酢、ウーロン茶など。地元からは菓子などで広く使用する島田養鶏場(中札内)の生卵も販売する。価格は210円~2160円。
また、六花亭のおかき「昆布蔵」には、こんぶ土居(大阪)の「本格十倍出し」、シュークリームの皮には九鬼産業(三重)の「太白純正胡麻油」など、食材と同社の菓子商品との関係も会場内で掲示予定。
担当の製品開発室の三橋絵吏さんは「創業月(7月)に合わせ、この事業を通じ、会社としても改めて原点に立ち返りたい」と話している。開催時間は午前9時~午後6時。
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