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日高報知新聞

2団体が道商工会連合会長賞【新冠】

【新冠】コロナ禍で行事や活動が制限されるなか、発想力を生かし熱心に地域に貢献してきた町商工会の青年部(西村修司部長、部員20人)と女性部(西村悦子部長、部員35人)が、それぞれ北海道商工会の青年部・女性部連合会長賞を受賞した。両団体とも初受賞。

 青年部は、コロナ禍で2年連続中止となった新冠中の職業体験の代替事業として、昨年11月に中学生対象の職業体験「にいかっぷミライクエスト(未来探求)」を開催。感染防止のため換気が良く十分な広さを確保できる新冠ホロシリ乗馬クラブ屋内馬場に、複数の青年部員の事業所を体験できるブースを設け、生徒たちに地元企業の認識や職業観を広げてもらい、将来地元で働く意欲へ繋げる事を目的として実施した。

 女性部は、新型コロナウイルスにより事業や地域との繋がりが減っていることが課題となる中、「地域の子どもたちにも協力してもらえる手づくり鯉のぼりを」と意見をまとめ、令和2年度より認定こども園「ドレミ」の園児に協力してもらい鯉のぼりの作製・寄贈に取り組んでいる。これまでに約40枚のこいのぼりを作成し、うろこの部分は園児たちの手形を押し、後世まで思い出に残る手作り作品を完成させた。地元の布取り扱い業者との打ち合せや新冠小学校のミシン貸与の協力を得るなど、地域との交流を深めながら、青年部が設置飾り付けを行ってきた鯉のぼりの作製を行った。

 青年部3人と女性部3人が1日、町役場を訪れ鳴海修司町長らにそれぞれ連合会長賞の受賞を報告した。青年部の西村部長(37)は「ミライクエストを通して将来的に雇用に繋がればと思う。今後、行政とも相談しながら協力したい」、女性部の西村部長(64)は「これからも園児や保護者に、喜んでもらえるように継続したい」と受賞を報告。

 鳴海町長は「青年部の『ミライクエスト』は人材確保につながる大変有意義な活動。女性部のこいのぼりは、手作りで温かみのある作製と掲揚に心を打たれた。今後も継続してほしい」、町教委の奥村尚久教育長は「青年部には、コロナ禍で学校だけではできない貴重な職業体験をさせてもらった。女性部のこいのぼりは、子どもたちの楽しみを絶やさず、ありがたい。日高管内ではここだけだと思うので、今後も是非お願いしたい」と感謝した。

連合会長賞受賞を報告した青年部(右3人)と女性部(左3人)

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