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函館新聞

コメぬか、大豆、トマトでせっけん開発 リッキーファーム【北斗】

開発したせっけんをPRする梅田課長。左から大豆、トマト、コメぬか

 【北斗】農業生産法人「リッキーファーム」(市開発、長尾典彰社長)は、自社で生産するコメぬか、大豆、トマトを使ったせっけんを開発した。主力のコメ販売が新型コロナウイルスの影響で落ち込む中、自社の強みを生かし付加価値の高い商品を作ろうと、農産物以外では初の商品化を実現。全身はもちろん、顔にお薦めの潤いせっけんで、販路拡大を目指す。

 同社は北斗市内でコメ、小麦、大豆を約100ヘクタール作付ける大規模法人。コメは「ふっくりんこ」「ななつぼし」「ゆめぴりか」の3品種を生産から精米、販売まで一貫して自社で行う。2020年に215トンあったコメの販売実績は21年に208トンとなり、コロナ感染拡大で外食需要が落ち込み、深刻なコメ余りに直面。危機的な状況を乗り越えるため、昨夏から新商品づくりの構想を進め、函館産ガゴメコンブを使った食品や化粧品を製造・販売する「医食同源」(函館市万代町、中山一郎社長)が協力・製造し、今年5月にせっけんが完成した。

 コメぬかせっけんは「コールドプロセス製法」の手作りせっけんに、リッキーファームで育てたコメぬか油とコメぬかを配合。大豆せっけんは大豆の種子エキス、トマトせっけんはトマト果実エキスを用いた。合成保存料や着色料、香料などは使用せず、原料の特性を生かしている。

 市販品に比べ泡立ちが弱いのが欠点。せっけん本来の匂いがする。現在、リッキーファームのコメを扱っている縁で、セブン―イレブン函館五稜郭公園前店のみで販売中。今後、函館・道南の道の駅や温泉施設、土産店など販路を拡大していきたい考え。

 1個85グラム入り880円。同社の梅田学課長(42)は「自社原料を使っており、安全・安心が売り。せっけんを通じ、コメを食べてもらうきっかけづくりがしたい。大豆とトマトのせっけんは珍しいので、ぜひ手に取ってみてほしい」とPRしている。

 問い合わせは同社(0138・83・2251)へ。

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