【新ひだか】静内農業高校（佐藤裕二校長、生徒１２７人）と町観光協会がコラボし３月30日、インターネット検索大手のヤフーの通販サイトで「ヤフーショッピング」を立ち上げた。

　農高の生徒たちが実習で作った加工品などを販売するページを同観光協会と協同で作成し、町の推奨品とセットにし数量限定で販売している。

　農高マイスターハイスクール授業の一環で、ヤフーは道との包括連携協定終結に基づき、昨年７月から食品科学科の生徒を対象に出前授業を行い、商品のＰＲや写真の撮り方、ネットショッピングの立ち上げ方などの講習を実施してきた。

　販売ページには生徒が実習で作った「トマトジュース」「南蛮みそ」と町のブランド米「万馬券」「新ひだか推奨品」を組み合わせてセットにした２種類と「推奨品」のセット４種類が各20組限定で販売している。この先「アイスクリーム」と「推奨品」のセットも販売予定。

　生徒は「インターネットだと道外の人にも食べてもらえるのでうれしい」「ネット販売により、農高は馬だけでなく、食品化学科の学習についても知ってもらえる」と話していた。

　同観光協会の下条道寿事務局長は「今回初めて、農高の生徒たちと協同で企画させてもらった。生徒が発案し作った商品を皆さんに味わってもらいたい」と話し、大野町長は「農高の生徒たちが、考えて作った３品と町の推奨品を是非食べてほしい」と呼び掛けている。

　「新ひだか町＆静内農業高校マルシェ」か、https://store.shopping.yahoo.co.jp/shinhidaka-shizunou/　で検索。

生徒が作った大好評のトマトジュース（中）