渡島振興局がJOMONネットHP 参加企業を募集【函館】
渡島総合振興局は、官民組織「JOMON渡島ネットワーク」の参加企業・団体を募集している。渡島管内の自治体や企業、団体で実施している縄文の取り組みを集約し、一体的に情報発信するのが狙いで、69団体(3月11日現在)が参加。さらに参加団体を増やし、新たな事業や交流に結び付けたい考え。
ネットワークは「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されたことを受け、昨年12月に設置。趣旨に賛同した函館市や函館スイーツ推進協議会、縄文DOHNANプロジェクトのほか、函館新聞社も参加している。
各団体はこれまで展示会や絵画展、グッズ・土産販売など個別に活動していたが、一つに束ねて網羅的に情報共有することで、団体の関心を一層高めるとともに、地域の特色を生かしながら普及啓発を図る。活動の内容は振興局のホームページ(HP)や縄文関連イベントで紹介する。
ネットワークのHPは3月11日に立ち上げ、北斗市縄文展2021(27日まで、市郷土資料館)、史跡垣ノ島遺跡の発掘体験、はこだてみらい館のバーチャル縄文遺跡発掘ツアー、函館縄文スイーツなど見学、体験、食など幅広い情報を発信している。
今後さらにネットワークの活動を広げていくため、参加団体を随時募集する。例えば、縄文に関する商品を製造・販売している企業などが対象となる。締め切りは設けず、参加申し込み書を事務局の振興局環境生活課に提出する。参加無料。
同課は「渡島を中心に、ゆくゆくは道南全体に広げていきたい。自分たちの取り組みをPRできるだけでなく、他の活動を知ることで、新たな活動や交流が生まれることを期待したい」としている。
問い合わせは、同課(0138・47・9039)へ。
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