【新ひだか】静内ライオンズクラブ（村田修会長、会員56人）は３月31日、静内御幸町２の美容室ＰＵＬＰＵＬの店主、平田宏一さん（49）から31人分のヘアドネーション（髪の寄付）を受け取り、ジャパンへアドネーション＆チャリティー（ＪＨＤ＆Ｃ・大阪市）に寄贈する。

　「ヘアドネーション」は、がんや白血病、先天性の無毛症、不慮の事故などで髪の毛を失った子どもたちに、寄付した髪を使用して、完全オーダーメイドの人毛による医療用ウィッグ（かつら）を無償提供する活動。

　この日、同美容室を訪れた村田会長と元会長の末崎泰将さんは、平田さんから31人分の「ヘアドネーション」を預かった。

　平田さんは、母親が抗ガン治療により髪の毛が無くなったという経緯があり、困っている子どもたちに何か協力をしたいと思いから趣旨に賛同した。ＪＨＤ＆Ｃに登録しており、２０１７年から活動を始めている。「今回の寄付は３年前から集めた髪。困っている子どもたちのために提供したい」と話し、静内ライオンズクラブを通じて寄贈したいと申し出た。

　村田会長は「青少年育成のための活動として、提供活動が地域に根付いて、世界に広がっていくことを願っている」と感謝していた。

　ヘアドネーションの基準は30㌢以上の長さがあること。詳しい問い合わせは、同美容室の平田さん（☎０１４６・４５・００５２）へ。

平田さん（左）からへアドネーションを受け取る村田会長（右）