推奨品認定制度創設へ、グルメやものづくり技術 積極的にまちPR、商議所【室蘭】
室蘭商工会議所(栗林和徳会頭)は2022年度、地元推奨品認定制度の創設に着手する。グルメや生鮮食料品などのほか、ものづくりの技術を生かした製品など地元発の逸品に“お墨付き”をして、積極的なPRを図る方針だ。
コロナ禍での地場産品活用推進に向けて取り組む。18年に公募決定したキャッチフレーズ「いいもの。たくさん。室蘭産。」を掲げて、地域ブランド展開を支援する。
具体的には、室蘭やきとり、室蘭カレーラーメンのグルメをはじめ、地元産の海産物、加工品、飲食店一押しのメニューなどの認定を想定している。ものづくり企業が手掛ける製品なども視野に入れる。
商議所主催の事業やイベントで活用していくほか、ふるさと納税返礼品やインターネットショッピングへの登録・出店支援、認定品の販売機会提供、商品・製品のブラッシュアップ(磨き上げ)によるサポートも充実させる。
登別市内では、登別ブランド推進協議会が立ち上がっており、地元産加工食品を登別ブランド推奨品として認定。登別では食品に特化しているが、室蘭では食品以外にも対象を広げる。商議所のまちづくりファンドや持続化補助金の活用、専門家派遣、各種広報機能での周知、地元会員事業所紹介サービスなど各支援策を通じて、地域ブランド展開を後押しする。
今後具体的な協議に入り制度を構築していく。商議所は「認定品制度を設けることで、さまざまなジャンルを幅広く紹介できる機会になる」としている。
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