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苫小牧民報

居酒屋「河庄」 2代目へ名店継承に密着 白老

天然きのこ鍋や川魚などの名物料理で知られる白老町大町の「ファミリー居酒屋・河庄」の新店主らをテーマにしたテレビ番組が10日午後10時半から、BSテレビ東京のドキュメンタリー番組「タタムなんてもったいない!!!」で放送される。本紙が2020年9月に報じた2代目への店舗継承がきっかけという。初代店主で相談役の河崎光典さん(79)は「新しい河庄を見て」と話している。

お客さんにBS番組で紹介されることを伝える2代目「河庄」代表の三国さん(右)

 番組は、後継者不在などで事業継続が困難となっていた店舗や会社を、承継者が引き継いで成功した事例の一部始終を紹介する30分の番組。司会は小樽市出身のお笑い芸人の加藤浩次さんが務める。

 番組出演のきっかけは昨年9月ごろ、本紙記事を読んだという番組関係者から店に電話があり、取材を依頼されたこと。河崎さんと2代目店主の三国豊さん(37)、妻で代表の志の生(しのぶ)さん(37)が快諾した。

 取材は、3月10日から12日までの3日間にわたって行われた。新店主の一日に密着するとして、継承の経緯、開店準備、店を切り盛りする姿から、閉店、帰宅後の様子などをカメラで追い続けた。18日には、番組を放送する東京のスタジオと店をリモートでつなぎ、司会の加藤さんとやりとりする場面も収録した。

 番組では漫画風の再現ドラマで放送されるといい、志の生さんは「私たちが店を引き継ぐことになった経緯を分かりやすく伝えていただいた」と感謝する。

 同店の初代店主、河崎さんは自ら採取した山菜や川魚、キノコなど天然物を使った料理を提供し、河庄の味を守ってきたが、年齢などを理由に20年10月に引退。たびたび店を訪れていた三国さん夫妻の明るさや山菜好きなどを見込んで「店をやってみないか」と声を掛けた。夫妻は悩んだ末に引き継ぐことを決断し、河崎さんのサポートを受けながら”新生河庄”を営んでいる。

 河崎さんは「番組では白老の良さも伝えてもらった。新たに店の顔となった若い2人の河庄をよろしく」と笑顔を見せた。三国さん夫妻も「初代が30年以上大事にしてきた店とお客さんを守りつつ、町内外から訪れる新しいお客さんにも愛される憩いの場にしていきたい」と意気込んでいる。

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