【新冠】東音企画主催の「第12回日本バッハコンクール全国大会」が２月６日、東京都練馬区のＩＭＡホールで開催され小学３、４年生Ｂ部門に出場した若林樹（みつき）君（10）＝西泊津＝が昨年の金賞に続き銀賞を受賞した。

　「日本バッハコンクール」は、音楽の原点であるバロック期のポリフォニー（複数の異なる動きのメロディーが協和して進行する音楽）の作品学習をすることで、幼児から大人まで幅広い層がエントリーでき、17部門に全国で約７０００人が出場する。全国45カ所（北海道では札幌２回、苫小牧１回）で開催し、地区大会において優秀賞を受賞した人が全国大会の出場資格を得る。

　若林君は、ビックレッドファームで乗り役をしている父、毅さん（42）と看護師の母、美津子さん（45）、２人の姉がいる５人家族。３歳の時から苫小牧のヤマハ音楽スクールでピアノを学び、札幌の音楽スクールでもコンクールに向け練習を積んできた。

　ＩＭＡホールで行われた全国大会では、同部門に２０５人出場。若林君はラモー作曲の「メヌエット」で銀賞（15人）に輝き、２年連続の入賞を果たした。

　３月24日に役場を表敬訪問した若林君は奥村尚久教育長から「２年連続全国大会おめでとう。これからも頑張って」と激励を受け、若林君は「金賞を狙っていたけど間違えてしまった音があった。来年はもっと難しいコンクールに挑戦する」と意気込んだ。

コンクールで銀賞の若林君（左）と奥村教育長（右）