「カンタキうらら」スタート【浦河】
浦河赤十字病院は1日、浦河町東町ちのみ1の同院北館3階に看護と介護を一体化したサービスを提供する浦河赤十字看護小規模多機能型居宅介護
「カンタキうらら」をスタートした。複合型介護サービスの提供で地域の介護環境の充実が図られる。
看護小規模多機能型居宅介護、通称「カンタキ(看多機)」は、訪問看護、訪問介護の「通い」や「泊まり」を一体化した複合サービス。浦河赤十字病院のカンタキうららは、看護師が主治医と連携し対応することで24時間365日医療ニーズの高い高齢者の在宅療養生活を支援できる。日高管内では初となるサービスで、全国に所在する日本赤十字病院としても2例目。
カンタキうらら設置の経緯について浦河赤十字病院看護副部長で施設代表の加藤強さんは「浦河赤十字訪問看護ステーションとして訪問看護を行っている中で、高齢者がどんどん増えている現状があった。訪問だけではなく、通いや泊まりなどで利用者のより細やかなニーズに対応していく施設の必要性を実感した」と話す。
浦河赤十字病院北館3階を改装した施設には、食堂やデイルーム、最新式の介護用浴槽を完備した入浴施設、宿泊利用者がゆっくりとくつろげるよう畳や座いすを配置した宿泊部屋、リハビリやレクレーションにも活用できる多目的ルームなどが整備され、利用者が安心して過ごせる介護支援が受けられる。現在、スタッフは、施設代表の加藤さんをはじめ、ケアマネジャー1人、看護師3人、介護福祉士4人体制で運営している。
利用については、介護保険サービスとなるため、浦河町の住民票を有していること、介護保険法による要介護1~5の認定を受けていることなどが条件となる。
加藤さんは「利用者の生活リズムに合わせた安心できる環境を整えて、顔見知りのスタッフと優しさの中で過ごしてもらえるサービスを提供していきたい」と話している。
利用についての相談、問い合わせは、カンタキうらら(☎0146・22・5219)へ。
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