名寄市風連産の酒米「彗星」を100%使用した特別純米「名寄彗星」の数量限定「生酒」(製造元・上川大雪酒造株式会社)が、2日から市内各小売店で発売。販売は今年で4年目となり、「名寄彗星」を卸している株式会社丸徳木賀商店(木賀義友社長)では「生酒はこの時期でしか味わえないもの。その年によって味が変わる」とPRしている。
原料となる酒米「彗星」は、市内風連町瑞生で米農家を営んでいる今村芳彦さんが2018年から栽培している。地域の基幹産業である農業の新たな可能性を発掘したい―と、翌19年から上川大雪酒造(上川町旭町)が「彗星」を使った特別純米酒を製造。木賀商店をはじめ、道の駅「もち米の里☆なよろ」、西條名寄店、市内各小売店で販売し、好評を得ている。
同商店によると、昨年までは年1回の仕込み、販売だったが、今年は2回となり、今回が1回目の仕込み、販売となる。今村さんによると、昨年も酒米の出来は上々だったとのこと。
特別純米「名寄彗星」は精米歩合60%、アルコール度数16度。フレッシュで爽やかな味わいが特徴だ。「生酒」は数量限定となっており、1本720ミリリットル入りで1760円(税込み)。要冷蔵。
今年で4年目となり、知名度も向上。木賀商店では「市外の方から名寄のお酒があると聞いた―という問い合わせをいただいている。名寄市内限定販売のため、地方からお店に来てくださる方も多い」と語る。今回も木賀商店、道の駅なよろ、西條名寄店、市内各小売店で取り扱っている。
同商店によると、ゴールデンウイーク明けに火入れした特別純米「名寄彗星」を販売予定。
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