点灯式後に青色にライトアップされた五稜郭タワー

　世界自閉症啓発デーの２日、五稜郭タワーがシンボルカラーの青色にライトアップされた。

　自閉症の支援者団体などでつくる実行委が主催するイベント「世界自閉症啓発デーｉｎＨａｋｏｄａｔｅ」の一環。点灯前には市芸術ホールでセレモニーが行われ、自閉症当事者の青山稜さん（２１）があいさつに立ち「たくさんの人に支えられ自分は成長できた。将来は人の役に立つ人間になりたい。どうか自閉症の人を温かく見守ってほしい」とあいさつした。

　屋外の会場には、青色のペンライトを持った約１００人が集まり、午後６時半すぎ、カウントダウンに合わせて白色のタワーが徐々青色に染まっていった。

　この日は市内、近隣で関連イベントがあり、芸術ホールでは、遺愛吹奏楽局による啓発コンサート「スプリング・フェスタ２０２２」が開かれ、コンサートや点灯式などはオンラインで配信された。３日も同ホールや函館空港などで関連のイベントが開かれる。