【新ひだか】町女性団体連絡協議会（井上節子会長、会員42人）の令和４年度定期総会・解散式が３月30日、町公民館で開かれ、事業報告や決算報告を承認し、組織の解散を決めた。

　同協議会は、町内の各種女性団体や個人会員で構成しており、女性の特性を生かした豊かな地域づくりの活動を展開。

　主催・共催事業として、女性によるスポーツの祭典「エプロンピック」や視察研修の実施、公民館まつりでジャンボ桜ずし作りへの協力。また、桜まつりや夏まつり、防犯・交通安全、青少年健全育成、各種ボランティアなど多彩な地域活動に支援や協力をしてきた。

　解散は昨年の定期総会で議決されており、①会員の高齢化による体力の低下②会員数の減少などの解散理由を挙げており、１９５３年（昭和28年）９月の創立から69年間の歴史に幕を閉じた。

　開会で井上会長は、女性連の歴史を振り返り「会員や役員の高齢化が進む中、会員の減少などにより解散することは、断腸の思い」と話した。

　久保田達也教育長は来賓あいさつで「皆さんの連携した熱心な活動に感謝。今後も女性の社会参加や地域活動の活性化のために個々の協力をお願いしたい」と労をねぎらった。 　最後に記念品と赤いカーネーションなどが一人ひとりに配られ、別れを惜しんだ。

開会で最後のあいさつをする井上会長