北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

十勝のまちづくりに影響力 かちまいホームセンター40周年【音更】

 十勝での移動型住宅展示場「かちまいホームセンター」が、開始から今年で40周年を迎えた。これまで52次まで実施し、累計で648棟の北方型住宅を提案。寒暖差がある十勝での快適な暮らしに向け、各社が切磋琢磨(せっさたくま)し技術力の向上に努めたほか、帯広市内と近郊3町のまちづくりにも大きな影響を与えた。

 同事業は、管内外の住宅メーカーで構成するかちまいホームセンターと十勝毎日新聞社が主催。造成地に参加メーカーが特長を生かした住宅を建設し、一定期間展示した後に販売、別の場所に移動する方式。

 スタートは1982年6月。帯広市西19南4の青田団地(22.2ヘクタール)の一角に11棟のモデル住宅を建設、披露された。関係者によると、当時、人口10万人台の都市での複数メーカーによる常設展示場の展開は、特に地場事業者にとってビジネス性などの面で難しいとされていたが、青田では2年間開催し、計約10万人が来場した。

 第2次の自由が丘会場(市内西19南6)は、モデルハウス全棟温泉付きが話題に。第3~10次は北方圏モデル住宅団地「西帯広ニュータウン」の核として、5年間展開。第11次はチロットニュータウン会場(幕別町札内青葉町)と、初めて帯広以外で開催された。

 1年に2カ所行う年もあるなど帯広や近郊3町で活発にモデル住宅造成・販売を展開。音更町ひびき野地区では第29、30、32次と3回行ったが、帯広に近い好立地という条件もあり、約47.5ヘクタールの用地に1000戸あまりが建設される管内有数の住宅街に。市内稲田下川西地区を中心とした「清流の里」も8回に渡り展開。「大規模区画での住宅販売の促進につながった」との声も聞かれる。

 技術的には、99年の第28次で国の次世代省エネ基準クリアやオール電化住宅など当時の最新技術を取り入れたモデルハウスが登場。近年では11年の第46次のeco電化タウンで道内で初めてモデルハウス全10棟でヒートポンプ型給湯システムを採用し、話題となった。

関連記事

苫小牧民報

町民に浸透 まなびお図書室 早来公民館図書室時代の4.7倍

安平町教育委員会は、町早来地区の小中一貫義務教育学校「早来学園」内にある図書室(通称まなびお図書室)の2023年度利用実績をまとめた。利用者数は2万805人で、比較可能な21年度の早来公民館図書室...

苫小牧民報

障害者の芸術イベント アール・ブリュット、苫小牧の2人も活躍

苫小牧市文化会館で3月に開かれた芸術イベント「アール・ブリュットin苫小牧2024」(苫小牧の文化と福祉を考える会主催)では、市内在住のアーティスト2人も活躍した。迷路作家の村川信也さん(50)と...

十勝毎日新聞

道の駅おとふけ来場128万人 2年目も好調【音更】

 音更町内の「道の駅おとふけ」(なつぞら2、愛称・なつぞらのふる里)が、15日に新築移転オープンから丸2年となった。2年目は、年間来場者数が128万2896人(対前年比14.9%減)で、開業初年(...

十勝毎日新聞

観光庭園に春到来 今季営業スタート【幕別・清水】

本格的な春の到来を思わせる陽気となった20日、十勝地方の観光庭園が一斉に今季の営業を始めた。訪れた入園者たちは、咲き誇る花々や木々の芽吹きを楽しんでいた。 45品種の花が出迎え 15周年迎えた十...

十勝毎日新聞

第30代青空レディ 藤田さん野口さん就任【十勝】

 十勝の魅力をPRする2024年度「第30代とかち青空レディ」に、帯広市の藤田真知さん(33)と野口香織さん(44)が就任した。19日に帯広競馬場で認証式・引継式が開かれ、活動を始めた。  ...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス