オープン初日、多くの人でにぎわった店内

　道南初出店となるホームセンター「コメリパワー函館西桔梗店」（函館市西桔梗町、横澤健店長）が３０日、オープンした。出店を待ちわびていた市民ら２００人以上が午前９時の開店前に列をつくり、初日は各売り場で盛況した。

　「コメリ」（新潟市）は全国に１２１４店舗を構えるホームセンター大手で、２０１４年１２月に道内進出。函館西桔梗店は、道内２４店舗目としてオープンした。

　店舗は建築資材や工具をそろえる資材館と、日用品、ガーデニング、インテリア、ペット用品など暮らしの品を扱う本館に分けられる。８７９５平方メートルの売り場面積に約８万点が並び、商品全体の４８％がＰＢ（自社製品）。同社では社員育成のマイスター制度を導入し、売り場では専門知識を持ったスタッフが商品を提案。資材館は建設や農業などプロの仕事に対応し、午前７時半から営業する（４月４日以降）。

　同社ではパワー店舗限定の工具レンタルサービス、木材カットなど販売以外の暮らしを支えるサービスも強化。２９日のメディア内覧会で執行役員・パワー事業部、真柄圭太ゼネラルマネジャーは「全国３０００店舗、道内１００店舗を目指し、函館を拠点に周辺地域への店舗拡大を進めたい」、横澤店長は「店舗に対し意見をもらい、地元のニーズに合った品ぞろえでより良いサービスを提供していきたい」と意気込んだ。