五勝手屋本舗製作の絵本「7394」原画展 函館栄好堂で【函館】
江差町本町の老舗和菓子店「五勝手屋本舗」(小笠原敏文社長)が創業150周年(2020年)を記念して製作した絵本「7394」の原画展が函館栄好堂丸井今井店(函館市本町)で開かれている。作画を担った京都市在住の僧侶でイラストレーターの中川学さんが選んだ江差の風景などを描いた5枚を展示している。
絵本は江差の民話「折居(おりい)伝説」を題材とした作品。「カモメのなく音に」と江差追分の一節から始まり、鴎島の「瓶子岩」、ニシン漁での繁栄、姥神大神宮の創建にもつながる物語。タイトルは江差町の20年7月末現在の人口から取った。
京都の慈舟山瑞泉寺の住職でもある中川さんとは同社が8年前に江差の絵を題材に商品のパッケージデザインを依頼。折居伝説を基に現代の場面も交えてストーリーを構築。オンラインでの会議を重ねながら完成し、3月に刊行した。小笠原社長は「江差の営みや生活を見ることができ、姥神大神宮の由来など江差の歴史を知り、足を運んでもらえれば」と話す。
原画展では絵本に使われた20枚のうち、中川さんが選んだ表紙や姥神大神宮渡御祭の場面など5枚を展示。見本誌として絵本を手に取って見ることができるほか、五勝手屋羊羹(ようかん)の食べ方を描いたポスター、中川さんのイラストが使われた書籍も並ぶ。同書店の石井明子店長は「江差の歴史やイラストを楽しめる。大人の方に手に取ってもらいたい」と話している。
原画展は5月9日まで。絵本は1650円(税込み)。
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