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十勝毎日新聞

清陵高 初の巣立ち 60人進学、4人は国公立大/34人就職【幕別】

 幕別清陵高校(澤田慎也校長)1期生の進路が決まり、国公立大学に4人が進学するなど、今春それぞれの道に進む。同校は「お手本となる先輩がいない1期生たちは本当によく頑張ったと思う。今後の進路も応援したい」としている。

進学を決めた1期生の生徒ら

 同校は、道立幕別高校と私立江陵高校の再編で2019年4月に開校。今年度、1期生94人が卒業した。卒業後の進路は進学が60人、就職が34人。

 国公立大に進学するのは、佐藤実子さん(香川大)、松田賢樹さん(北見工業大)、大山穂乃嘉さん(同)、菅井麻弥さん(札幌市立大)の4人。公立短期大で、島崎愛彩さんが大分県立芸術文化短期大、10人が看護系の学校に進む。

 佐藤さんはVR(仮想現実)などの技術に関心があり、創造工学部に進む。高校2年時の学校祭で、プロジェクションマッピングの作品を発表した。「まずは大学で技術的なことを学びたい」(佐藤さん)と話す。

 松田さんは地域環境工学科で、かねて「雪」に興味を抱いていた。雪の結晶の構造や、冬の災害をどう防ぐかなど広い関心を持つ。松田さんは「高校まで自分に自信がなかったけれど、勉強を頑張り結果を出せた。研究で大学院の進学も考えたい」と語る。

 大山さんは、祖父母が生活習慣病を抱えていることもあり、機能性食品と医療工学を学びたいと考え、地域未来デザイン工学科を選んだ。大学2年次のコース選択までは自身の持つ二つのテーマを中心に学び、以降は専門的な学びに軸足を移す考え。大山さんは「研究を通じて体が不自由な方にも役立つようなことを考えたい」と意気込む。

 進路指導部長の小野寺直樹教諭は「生徒全員の進路が決まりホッとしている。進学ももちろんだが、地元の大手企業・団体に就職を決めた生徒も多い」と話している。

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