丸井今井「130年のあゆみ展」 6日まちセン【函館】
丸井今井函館店(本町)の開業130周年を記念した「130年のあゆみ展」が4月6日から、旧店舗建物の函館市地域交流まちづくりセンターで開かれる。旧店舗時代の写真や市民から募った思い出エピソードを展示し、同店が紡いできた歴史を振り返る。観覧無料。同12日まで。
同店は1892(明治25)年に開業。130周年の節目にあたり、これまでの歴史を次の時代につないでいくのが狙い。今年1月から丸井今井での思い出を募集し、応募箱を同店とまちづくりセンターに設置。郵送で届いたものも含め、今月中旬までに約20件のエピソードが寄せられた。
集まったエピソードは多くが旧店舗時代のもので、店舗を利用していた市民から「食堂で食べたソフトクリームがおいしかった」「映画館で洋画を見た」「店員の接客が親切で、名前も覚えているほど印象に残っている」という当時の記憶のほか、「子どもの頃に親と来店し、店舗内で迷子になった」といったほろ苦い思い出も。営業統括部の山田睦さん(42)は「丸井今井は市民にとって憧れで、函館にはない新しさを提供していた場所だと感じた。市民からの期待も伝わり、今後も新しさを提供できる店でありたい」と力を入める。
展示会場では末広町時代から本町移転、現在までの写真のほか、催事のチラシなどの資料も展示。エピソードは現従業員からのものを交え、紹介する予定。山田さんは「市民に懐かしんでもらえる企画になれば。130周年を機に、地域と協業した取り組みを今後も進めたい」と話している。
時間は同センターの開館時間と同じ午前9時~午後9時で、最終日は午後5時まで。
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