十勝スロウフード(清水町御影499、藤田惠代表)は、牛肉の発酵調味料「牛とろのお肉でつくった醤(ひしお)JiangBeef(ジャンビーフ)」を発売した。同社の人気商品「牛とろフレーク」にも使用している牛肉、道産米の米こうじなどと合わせて熟成させ、牛肉のうま味が凝縮された調味料になった。藤田代表は「しょうゆと同じように使える。さまざまな料理で試し、自分に合った使い方をしてもらえれば」と話している。
この発酵調味料は、牛肉と米こうじ、日本酒「十勝晴れ」の酒かす、清水の水、モンゴル塩が原料。約5カ月間発酵、熟成させて自然滴下で搾っている。牛肉はこうじ菌によってアミノ酸に分解されるため、牛肉のうま味が凝縮された調味料に仕上がっている。
藤田代表は「牛とろと相性が良く、料理の隠し味として使うのもいい。野菜炒めに使うと牛肉の風味が強く出て料理に肉が入っているような感じになった」とする。
同社は、発酵調味料製造に向けて2年前に工場を新設。商品化に向けクラウドファンディングで募ったところ、目標の30万円に対し218万4680円が集まった。藤田代表は「特別なPRはしなかったが、牛とろのファンが多く発酵調味料への期待の高さを感じた」という。
商品は100グラム入り980円(税別)で、同社のネット販売か直営店(町御影499)で販売している。問い合わせは同社(0156・63・3011)へ。
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