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函館新聞

函水高2チームが優秀賞と佳作 海の仕事新聞コンテスト【函館】

優秀賞獲得を喜ぶ(左から)岩本さん、久保田さん、三浦さん

 日本海事広報協会(東京)主催の「2021年度ジュニア・シッピング、ジャーナリスト賞」で、函館水産高校(亀山喜明校長)の2チームが、中学生・高校生部門で優秀賞と佳作に輝いた。全応募作品1141点の中から選ばれた栄誉で、道内で入賞したのは同校の2チームのみ。生徒たちは「賞が取れてうれしい」と笑顔を見せている。

 船や港、海運など海事産業をテーマにした小中高生向け新聞コンクールで、今回は小学生部門605作品、中学生・高校生部門524作品、チャレンジ部門12作品の応募があった。同校からの応募は3年ぶりで、過去には国土交通大臣賞を取った経験も。

 優秀賞は、1年の久保田美月さん(16)と三浦星輝さん(16)が制作した「海の仕事・海国日本の文化と技術を伝える 海事書籍編集」。1年の必修科目「水産海洋基礎」を題材に、教科書の編集を担当した海文堂出版(本社・東京)の編集部長、岩本登志雄さん(64)を取材。同校の時間講師、我妻雅夫さん(68)が教科書の執筆に携わっており、興味を持った。表と裏合わせて取材から執筆、編集まで2週間掛かった。2人は「教科書の裏表紙に掲載している国際信号旗のUW旗(安全航海を祈る)の意味を知らず、岩本さんを取材し執筆者・編集者の熱い思いを知ることができた」と声をそろえる。UW旗は「水産高校生が夢と希望を持って勉強に励み、無事に卒業してほしい」との願いが込められている。

 一方、佳作に選ばれた1年の加藤貴潤さん(16)と北山純也さん(16)は「海の仕事・新造船空撮写真師」と題し、同校卒業生でスタジオアオヤマ(函館市美原1)を経営する青山隆さん(66)を取材。セスナ機やドローンを使い、新造船を空撮する仕事についてまとめた。2週間掛けて制作し、北山さんは「初めての取材で緊張したが、ドローンの操縦を実際に見て、リアルに分かりやすく説明してくれたのでうれしかった」、加藤さんは「船の空撮という仕事があるんだと分かり、貴重な経験になった」と話す。

 4人は、22年度も別のテーマで新聞制作に挑み、大臣賞を狙うと意気込んでいる。

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