医療用ガウン、アウトドア用品製造へ 室蘭ソーイング【室蘭】
長年の縫製技術生かす
紳士服製造などを手掛ける室蘭ソーイング(みゆき町、山川誠志社長)は、長年の縫製技術を生かした新たな製造に着手する。特殊なミシンを用いて、医療用ガウンのほかアウトドア用品づくりを目指す計画。山川社長は「縫製のものづくりの技術を生かしてニーズに応えたい」と話している。
室蘭ソーイングは百貨店に出店しているアパレルからの注文を受けて、紳士用のコートなどを生産している。コロナ禍で受注は減少したものの、2020年(令和2年)には医療用防護服の製造を手掛けた。新たな事業の一手として、新商品の開発に着手する。
国の事業再構築補助金の第4回公募で採択されており、設備更新する。新たに超音波での縫製や、熱での圧着が可能なタイプなどミシンを計8台導入する。超音波使用のミシンは、超音波で生地同士をくっつけることで、縫い目がない状態での縫製が可能。熱使用のタイプは、縫い目を覆うように生地を圧着させることで、水漏れを完全に防ぐ。このほか、小ロットにも対応できるよう、ミニボイラーも2台取り入れて熱量削減も図る。
導入するミシンを活用してつくる医療用ガウンは、病院などで用いられる手術着を想定している。同様に、アウトドア用品としてテントを提供する。テントはすでに問い合わせもあるという。
山川社長は「例えば医療用ガウンでは血液が入らないようにしたり、テントも雨漏りしないための縫製が必要。そのための設備を整えたい」と話す。その上で「コロナ禍で縫製業界は苦境が続いている。他社が有していない技術を取り入れることで、差別化を図り事業継続につなげたい」と話している。
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