北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

苫小牧独自 黄色の横断歩道灯 話題に 信号ない場所へ SNS投稿も

苫小牧市内には横断歩道の存在を知らせる交通標識が2種類あると毎年、歩行者が増える春先になると、インターネット上などで話題となる。道交法に基づき北海道公安委員会が設置しているおなじみの青い標識の他に市独自の黄色の横断歩道灯があり、静かに注目を集めている。

幹線道路沿いに設置された黄色い横断歩道標識=苫小牧市一本松町

 市安全安心生活課によると、ホームベース型(一部地域ではひし形)の黄色の横断歩道灯は、市が1985年から98年ごろにかけて樽前―ウトナイ地区間の通学路をはじめとする市道や幹線道路に計118基設置した。基本的には上下線で一対。信号機のない場所にある横断歩道が夜間でもドライバーに認知されるよう、照明がつくようになっている。

 黄色地に黒で横断歩道を歩く人のイラストが描かれ、歩行者優先をアピール。スピードダウンを促している。

 SNS(インターネット交流サイト)上では、たまたま見掛けた人から「苫小牧でしか見ない」「設置者は誰?」「(メンバーが交差点の横断歩道を渡っている姿で有名な)ビートルズのアルバム『アビーロード』のジャケットを連想させる」といったコメントが寄せられている。

 コープさっぽろステイ店(三光町)近くの市道で目にした、同町の50代主婦は「20代からこの地域に暮らしているが今まで気づかなかった。考えてみると、黄色い横断歩道標識は珍しい」と驚いていた。

 同課によると、2009年ごろからLED(発光ダイオード)化しており、これまでに約半数の59基を更新。たびたびネット上で話題になることについては「交通安全意識高揚のきっかけになれば」と話す。

 苫小牧署管内(東胆振1市4町)では昨年、9人の交通事故死者が発生。うち4人は道路横断中、車にはねられて亡くなった。

 雪解けが進み、歩行者が増える中、同署交通第1課の葛西直人課長はドライバーに「横断歩道を通過するときや交差点の右左折時には、歩行者の有無の確認を徹底してほしい」と呼び掛けている。

関連記事

十勝毎日新聞

500機ドローン Xマス彩る 道の駅で道内最大級ショー【上士幌】

 LEDを搭載したドローン500機が冬の夜空を彩る、「かみしほろクリスマスドローンショー2024」(上士幌町ドローンコンテンツ実行委員会主催)が12月21~25日、上士幌町内の道の駅かみしほろで...

十勝毎日新聞

焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】

 魚の移動販売が人気だった「えぞ吉」(樽美拓哉代表)は22日、帯広市西21南2に「魚の炭火焼き専門店えぞ吉」を開業する。自家製の干し魚を浦幌木炭で「じっくり丁寧に焼いた」(樽美代表)商品などをテー...

十勝毎日新聞

ボージョレ解禁 コクある出来 十勝ワイン新酒もきょうから【帯広】

 フランスのボージョレ地区で、その年に収穫したブドウを醸造したワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が、21日午前0時に解禁された。十勝管内の酒販店にも早速並んでいる。  帯広市西18南3の「ワ...

室蘭民報

海中転落、迅速救助に 室蘭海保、2消防と潜水訓練【室蘭】

 室蘭海上保安部は18日、室蘭港南防波堤付近の海域で、室蘭と登別の両市消防本部との合同潜水訓練を実施した。車両転落などを想定した要救助者の捜索と救助を通して、万が一の際の手順や連携を確認した。 ...

室蘭民報

思い出、ドアと一緒に 洞爺湖温泉観光協会、記念撮影用に設置【洞爺湖】

 洞爺湖観光を楽しんでもらおうと、洞爺湖町の洞爺湖温泉観光協会(大西英生会長)は、湖周辺に記念撮影用の開き戸「TOYA DOORS」を設置した。同協会は「フォトスポットとして、ぜひ活用して」とP...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス