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函館新聞

留学生の陳さん 帰国を前に成果報告 遺愛高で【函館】

新年を祝うあいさつの仕方を紹介する陳さん

 昨年10月から遺愛女子高校(福島基輝校長)英語科1年に在籍していた中国・北京出身の留学生、陳昱彤(チンイクトウ)さん(16)が、約半年の留学を終え帰国するのを前に10日、同校で成果報告が行われた。1年英語科の同級生ら約50人を前に、日本語で中国の文化について紹介した。

 陳さんは、日本とアジアの高校生の交流を目的とした国の事業「アジア高校生架け橋プロジェクト」の一環で来函。ホームステイ先で生活しながら約半年間、同校英語科に在籍し、学業や日本文化などさまざまなことを学んできた。

 成果報告では、同級生からの関心が高かった話題として「中国について」と題して、中国・北京を中心に季節や交通、行事、学校などを紹介。このうち行事では春節について「農歴ともいわれる旧暦のお正月のことで、この時期は中国では家族との団らんをとても大切にする」などと紹介。また中国と日本で異なる点として、お年玉を入れるポチ袋は必ず赤い色のものを使用するほか、「中国では現金をほとんど使用しないため、もらったらすぐに電子マネーに換えるか、もしくは初めから電子マネーであげるのが一般的」とし、このほかにも春節での新年を祝うあいさつの仕方などを紹介した。

 陳さんと半年間を過ごしたクラスメートの雨塚瑚々乃さん(16)、見陣広菜さん(同)、齊藤美唯さん(同)は「以前一緒に遊んだ際、自分たちよりバスや市電を使いこなすなど、すっかり函館になじんでいた。お別れするのは寂しいけど、楽しい思い出もたくさんもらい、自分たちのクラスに来てくれてありがとうという思いでいっぱい」と声をそろえる。陳さんは「函館でたくさんのことを学ぶことができた。中国のことももっと知ってもらえたらうれしい。中国に帰ったら、函館の魅力をたくさんの人に伝えたい」と話していた。

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