２０２１年度消防功労者消防長官表彰の伝達式が14日、浦河町役場で執り行われた。日高東部消防組合浦河町消防団副団長の津田一彦さん（64）と日高東部消防組合浦河町消防団副団長の野田榮吾さん（68）が永年勤続功労章を受賞し、日高東部消防組合管理者の池田拓浦河町長から表彰状が伝達された。

　日高東部消防組合浦河町消防団員として、災害の防除と消防力の強化に努めるとともに消防の発展向上に貢献し、他の模範であることが認められ、その功績をたたえ表彰するもの。

　津田さんは１９８１年（昭和56年）から、野田さんは１９８５年（昭和60年）から、これまで30年以上消防団員として、災害防除や消防訓練、歳末警戒などの活動に積極的に取り組んできた。

　伝達式では日高東部消防組合浦河町消防団の安藤義美団長、日高東部消防組合の吉田泰昭消防長、浦河消防署の柏木茂樹署長、浦河町の松田有宏副町長らも出席し、日高東部消防組合管理者の池田町長が津田さんと野田さんの功績をたたえ表彰状を手渡した。

　表彰を受けて、津田さんは「これまで団員として仲間や先輩、消防署員の方々にアドバイスをもらいながら続けてきた。長年やってきたことが認められたことは大変光栄なこと」と話し、野田さんは「先輩の姿を見て自分たちもやってきた。こうした取り組みを若い人たちにつなげていきたい」と決意を新たにしていた。

表彰状を受けた津田さん（中央右）と野田さん（同左）